Painless Treatment under Anesthesia

麻酔科医が、
痛みを我慢して美容医療を受ける
時代に終止符を打つ!

全身麻酔 静脈麻酔 リラックス麻酔 麻酔科医が管理

LIGHT CLINIC の無痛治療は、快適さのためだけの仕組みではありません。痛みを理由に出力を落とさずに施術を行う—— 医療脱毛や肌治療で本来必要な設定を、安全に成立させるための医学的な条件として、麻酔科医が麻酔を管理しています。

01 — WHY PAINLESS

「痛い施術」の本当の問題は、
痛みそのものではありません。

痛みを取ることは、我慢の量を減らすためだけの配慮ではありません。それは「効果」に直結する、治療設計の問題です。

医療脱毛も、レーザー治療も、マイクロニードルRFも、HIFU も——効果の大きさは、多くの場合「どれだけのエネルギーを、狙った深さに、必要な範囲へ届けられたか」で決まります。そして、そのエネルギーはほぼ例外なく、痛みと引き換えに増えていきます。

つまり痛みを取り除けないクリニックは、施術のたびに次の二択を迫られることになります。

CONCEPT — 痛みが治療設計に与える制約(概念図)
WITHOUT ANESTHESIA 痛みが取り除けない → 二択を迫られる A. 出力を下げる → 効果が出にくい・回数が増える B. 我慢してもらう → 苦痛・中断・通院の負担 WITH ANESTHESIOLOGIST 麻酔科医が痛みを管理 呼吸・循環を連続監視 適正な出力で施術できる かつ、痛みの記憶も残らない 1回あたりの密度が上がる 通院回数・総期間の短縮に つながりやすくなる 効果は後からしか わからない
※本図は治療設計の考え方を示した概念図です。効果の程度には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。

厄介なのは、A を選んでも患者さんにはその場でわからないことです。出力を落とした施術は「痛くなかった」という良い印象すら残します。効果が足りないと気づくのは、数か月後に「思ったより減っていない」と感じたときです。

では、なぜ多くの施設はこの二択から抜け出せないのか。そして、抜け出そうとして麻酔を導入した施設で、なぜ事故が起きているのか。次章で、公的機関と学会が公表している資料をもとに整理します。

痛みを取り除くことは、
「適正な出力で治療する」ための前提条件です。

私たちは麻酔科医の管理下で、外科手術を何時間でも安全に行えるレベルの麻酔器・生体モニター・急変対応体制を整えた上で、医療脱毛と肌治療を提供しています。「効果は高いが痛い」施術を、本来の設定のままで受けていただくためです。

02 — THE REAL PROBLEM

美容医療で麻酔の事故が起きるのは、
薬のせいではありません。

「麻酔科医が麻酔をかけていない」という体制の問題です。これは私見ではなく、厚生労働省の検討会と日本麻酔科学会が、公式の文書で指摘していることです。

「周術期における循環器系及び呼吸器系管理の経験が少なく術中出血や呼吸不全等の緊急事態に対応できない医師が(全身麻酔下での)手術を行ったり、緊急時の対応ができる病院等との連携体制が構築されていない状態で侵襲性が高い治療が行われている事例など、生命・健康に対するリスクが非常に高い事例についても報告された。」

「全身管理の経験がない医師による全身麻酔下での手術や、緊急時の対応ができる病院等との連携体制が構築されていない事例等、安全な医療を提供する上での最低限の医療の質が担保されているかさえ疑わしい事例が存在し、美容医療に起因する死亡事例が起きていることも報告された。」

出典:厚生労働省「美容医療の適切な実施に関する検討会 報告書」令和6年11月22日 / 報告書 (PDF)

美容医療の現場に、麻酔の専門家はほとんどいません。麻酔科医が在籍するクリニックは、業界全体の1%にも満たないのが現実です。その結果、麻酔の十分な経験がないまま施術医が麻酔を兼任し、急変時のリスクマネジメントが追いつかない——という構造が生まれます。

ここで多くの方が誤解されているのが、「全身麻酔は危ないが、眠らせるだけの鎮静なら安全」という考え方です。麻酔科学の立場から言えば、これは成立しません。

「鎮静は,自然睡眠とはまったく異なる。自然睡眠では,呼吸や循環が危うくなるような事態になると目が覚めて対処できる。(中略)しかし,薬剤作用により誘導される鎮静では,一見,自然睡眠と同じように見えるが,生理学的な状態とはまったく異なる。少量の鎮静薬によっても上気道閉塞が生じる可能性があり,患者の持つ病態によっては呼吸停止から心停止に至る危険性が存在する。

出典:公益社団法人日本麻酔科学会 安全委員会「安全な鎮静のためのプラクティカルガイド」2章(制定 2021年11月26日/改訂 2022年6月15日)

同ガイドは、鎮静の深さを4段階に分類したうえで、その境界は「一連のもの」であり、明確に区切れないと述べています。下の表で注目していただきたいのは、深鎮静の列です。まだ「全身麻酔」に至っていない段階で、すでに気道への介入が必要になりうる状態に入っています。

最小鎮静中等度鎮静深鎮静全身麻酔
反応性呼びかけに正常に反応する呼びかけ,接触刺激で合目的的に反応 繰り返し,有痛性刺激後,合目的的に反応有痛性刺激で未覚醒
気道影響されない介入不要 介入必要なことがあるしばしば介入必要
自発呼吸(換気)影響されない適切 不十分なことがある頻繁に不十分
心血管機能影響されない通常は維持 通常は維持障害されることがある

日本麻酔科学会「安全な鎮静のためのプラクティカルガイド」2章 表「鎮静と全身麻酔の分類と定義」より作成。同ガイドは中等度鎮静と深鎮静の間(表内の金色の線)について「反応性,気道,呼吸において大きく異なり,その安全性を考慮すると,ここでの区分は重要である」としています。

PROBLEM 01

「少しだけ眠らせる」は、狙って止められない

鎮静薬の投与量と患者ごとの反応の差によって、中等度鎮静を目標にしていても容易に深鎮静へ、さらには全身麻酔の領域へ達します。「うちは全身麻酔ではないから安全」という説明は、麻酔科学的には根拠になりません。

GUIDELINE「深鎮静と静脈麻酔薬による全身麻酔は,連続的で境界もあいまいで“一連のもの”である。したがって,深鎮静を目標とした場合は,全身麻酔にも対応可能な能力が求められる。」
PROBLEM 02

危険なのは「痛み」ではなく、呼吸と誤嚥

眠っている患者さんに起こる緊急事態は、痛みではありません。気道閉塞・低換気・呼吸停止、そして胃の内容物が気道に流れ込む誤嚥です。いずれも数分の遅れが結果を分けます。絶食の指示を厳格に守っていただくのは、このためです。

GUIDELINE「深鎮静の危険性は,呼吸の抑制と誤嚥である。」「深鎮静では,気道閉塞,低換気,高二酸化炭素症,低酸素血症,呼吸停止が起こりうる。さらに,低血圧,徐脈,心停止も起こる可能性がある。」
PROBLEM 03

施術医が麻酔を兼任してはいけない

これは推奨ではなく要件です。同ガイドは、患者の看視に専念する担当者の配置を推奨度A——「必ずしなければならない」——としています。施術に集中している医師は、モニターを見続けることができません。兼任とは、見張り役が不在であることと同じです。

GUIDELINE(推奨度A=必ずしなければならない)「鎮静中は患者の看視に専念する医師(または看護師)を配置しなければならない。」
PROBLEM 04

問われるのは薬剤ではなく、体制

「あの薬は危ない」という議論は本質ではありません。鎮静薬・鎮痛薬はいずれも、気道・呼吸・循環という生命維持の機能そのものに作用します。安全を分けるのは、何を使うかではなく、誰がどんな体制で管理するかです。

GUIDELINE「どの薬剤が安全で,どの薬剤が危険ということはない。(中略)医療安全の観点からは,どの鎮静薬や鎮痛薬を使用するかということではなく,どのような考え方や体制で行うかということが重要である。」

「“鎮静は全身麻酔に準ずる”と言われており,麻酔科医が担当することが望ましいが,日本のみならず世界でも全症例には対応できていないのが現実である。(中略)多くは問題なく行われているが,ヒヤリハットを含めると危機的な状況が発生していることは,過去の事例が示している。そのため,すべての鎮静を麻酔科医が実施できなくとも,安全な鎮静管理体制への麻酔科医の関与が希求されている。」

出典:日本麻酔科学会「安全な鎮静のためのプラクティカルガイド」11章 鎮静の体制とサーベイランス / ガイド全文 (PDF)

麻酔科学会自身が「麻酔科医の関与が希求されている」と書いている領域が、いま美容医療です。私たちが麻酔科医を麻酔管理に専従させているのは、差別化のためではありません。眠っている患者さんの呼吸と循環を預かる以上、それが最低限の条件だと考えているからです。

※本セクションは、公的機関および学術団体が公表している文書に基づく業界全体の課題の解説であり、特定の医療機関を批判する意図はありません。

03 — ANESTHESIA

3つの麻酔を、施術と体質に合わせて。

「全身麻酔」だけが選択肢ではありません。施術の内容・時間・痛みの強さ、そして患者さんご自身の不安の程度に応じて、麻酔科医が最適な深さを設計します。

LEVEL 01

リラックス麻酔

SEDATION / ANXIOLYSIS

精神的に落ち着きをもたらし、痛みの緩和効果があります。意識は保たれたまま、緊張と不安がやわらいだ状態で施術を受けられます。

  • 意識:あり(ぼんやりとした状態)
  • 会話:可能
  • 比較的短時間・痛みが中等度の施術に
  • 「怖さ」が主な障壁になっている方に
LEVEL 02

静脈麻酔

INTRAVENOUS SEDATION

意識を保ったまま、うとうとした半覚醒の状態になります。痛みへの不安や恐怖心を和らげ、施術中の記憶も残りにくくなりますが、意識が完全に消えるわけではないため、強い刺激に対しては痛みを感じることがあります

  • 意識:あり(うとうとした半覚醒状態)
  • 点滴から鎮静薬を持続投与
  • 中等度までの痛みを伴う施術に
  • 強い痛みが想定される場合は全身麻酔を検討
LEVEL 03

全身麻酔

GENERAL ANESTHESIA

意識が完全に消失し、全身の痛みを消失させます。施術中の痛みはありません。気道と呼吸・循環を麻酔科医が管理下に置いた状態で行います。

  • 意識:完全に消失
  • プロポフォール・セボフルラン等を使用
  • 強い痛みを伴う施術/長時間・広範囲に
  • 複数施術をまとめて行う場合に

笑気麻酔

亜酸化窒素(笑気ガス)を吸入する、もっとも軽い鎮静です。30分単位での併用が可能で、痛みが比較的軽い施術や、他の麻酔の導入前の緊張緩和に用います。

麻酔の種類意識施術中の痛み主な適応絶食当日の運転
全身麻酔 完全に消失 なし 針脱毛の広範囲、VIO・ヒゲの高出力照射、ポテンツァ、ミラドライ、糸リフト、複数施術の同日実施 必要 不可
静脈麻酔 あり(うとうとした半覚醒状態) 軽減されるが、強い刺激では感じることがある レーザー脱毛、ピコレーザー、ウルトラセルZi、各種注入治療 必要 不可
リラックス麻酔 あり(緊張が緩和した状態) 緩和される 痛みが中等度の施術、注射への不安が強い方 要相談 不可
笑気麻酔 あり(ふわふわした感覚) やわらぐ 短時間の施術、導入前の緊張緩和 不要な場合が多い 要相談

※適応は目安です。施術内容・範囲・所要時間・既往歴によって、診察のうえ麻酔科医が最終的に判断します。

04 — HAIR REMOVAL

医療脱毛を、麻酔下で。

脱毛は「痛みを取ると効果が変わる」代表的な施術です。レーザーも針も、毛根を確実に破壊できるだけのエネルギーを届けて初めて成立します。

医療脱毛(ジェントルマックス・プロ・プラス®)

GENTLEMAX PRO PLUS — DUAL WAVELENGTH LASER

アレキサンドライトレーザーと Nd:YAG レーザーの2波長を、肌質・毛質・部位に応じて使い分ける医療レーザー脱毛機です。高いエネルギーを照射して毛根(毛乳頭・バルジ領域)を破壊することで、サロン脱毛では得られない長期的な減毛効果を目指します。冷却ガスによる肌表面の保護機構を備えています。

麻酔下で行う意味

レーザー脱毛の効果は照射出力(フルエンス)に強く依存します。毛が濃く密度の高い部位——ヒゲ、VIO、男性の胸腹部・背中——ほど発生する熱量が大きく、痛みも比例して強くなります。痛みを基準に出力を決めると、もっとも効果を出したい部位ほど設定を落とすことになりかねません。麻酔下では、肌の安全域の範囲内で必要な出力を選択でき、1回あたりの効率を落とさずに済みます。また、途中で休憩を挟まずに広範囲を一度に照射できるため、施術時間そのものも短くなります。

ヒゲVIO全身男性の濃い体毛照射時の痛みが強い部位

医療脱毛(針脱毛・ニードル脱毛)

ELECTROLYSIS / NEEDLE EPILATION

毛穴に極細の針を刺し、電気や高周波のエネルギーを流して毛根を破壊する脱毛方法です。毛根を直接破壊するため、同じ毛穴からはもう毛が生えない仕組みです。毛の色(メラニン)に反応させる方式ではないため、白髪・金髪・産毛にも効果があり、レーザーが反応してしまうタトゥー部位にも施術できます。1本ずつ処理するのでミリ単位のデザイン脱毛も可能で、レーザーで硬毛化した毛の対処にも用いられます。

麻酔下で行う意味

針脱毛は「チクチク」「パチパチ」とした痛みを、毛1本ごとに繰り返し受ける施術です。痛みの総量が処理できる本数の上限を決めてしまうため、無麻酔では1回の施術で進められる範囲がどうしても限られ、完了までの回数と期間が伸びます。麻酔下であれば、痛みではなく施術時間を基準にまとまった本数を一度に処理できます。レーザーが効かない白髪や産毛を根本的に解決したい方、レーザー脱毛の仕上げとして残った毛を処理したい方にとって、現実的な選択肢になります。

白髪・金髪産毛タトゥー部位デザイン脱毛硬毛化した毛レーザー後の仕上げ
05 — SKIN TREATMENT

肌治療を、本来の設定で。

肌治療でも構図は同じです。針の深さ、照射のショット数、注入する本数——効果を決める変数のほとんどが、痛みによって制限されます。

エネルギー系(レーザー・RF・HIFU)

ENERGY-BASED DEVICES
MICRONEEDLE RF

ポテンツァ

極細の針を皮膚に刺入し、先端から高周波(RF)を流して真皮に熱刺激を与える治療。ニキビ跡・毛穴・肌質改善などに用います。

無痛で行う意味効果は針の刺入深度と RF 出力で決まります。痛みで浅く弱い設定にすると、狙った層に十分な熱が入りません。麻酔下なら、適応に応じた深度・出力を選べます。
HIFU

ウルトラセルZi

高密度焦点式超音波を皮下の複数の層に照射し、たるみの引き締めを図る治療。SMAS 層への照射が特徴です。

無痛で行う意味リフト効果はショット数と照射する深さに比例します。痛みでショット数を減らすと効果が落ち、深い層を避ければ本来の目的が果たせません。
PICO LASER

ディスカバリーピコプラス

ピコトーニング/ピコフラクショナル/ルビーフラクショナル/ピコシャワー/ピコスポットに対応。シミ・肝斑・肌質改善、アートメイクや刺青の除去にも用います。

無痛で行う意味ピコスポットや刺青除去は「輪ゴムで強く弾かれる」ような痛みを伴い、範囲が広いほど負担が増します。麻酔下なら一度にまとめて照射できます。
MICROWAVE

ミラドライ

マイクロ波を照射して腋窩の汗腺(エクリン腺・アポクリン腺)にはたらきかける、ワキ汗・ワキガの治療です。

無痛で行う意味局所麻酔だけで行う場合、広範囲に多数の麻酔注射を打つ工程自体が強い苦痛になります。麻酔下ならその工程を含めて負担なく完了できます。
MONOPOLAR RF

ボルニューマ

高周波によって皮膚深部を加熱し、引き締めとハリの改善を図る治療です。

無痛で行う意味加熱の温度と時間が効果を左右します。熱感が強く出る設定ほど効果が期待できる一方、我慢の限界が上限になってしまいます。
THREAD LIFT

糸リフト

溶ける糸を皮下に挿入し、たるみを物理的に引き上げる治療です。

無痛で行う意味挿入時の圧迫感や引き上げ時の痛みが強く、本数を増やすほど負担が増えます。麻酔下なら必要な本数を落とさずに設計できます。

注入系(スキンブースター・注射治療)

INJECTABLES
SKIN BOOSTER

スキンブースター/ハイコックス(水光注射)

ヒアルロン酸や有効成分を、肌の浅い層へ細かく多数注入して、うるおいとハリを補う治療です。

無痛で行う意味「面」で効果を出すには注入点の数がそのまま結果になります。痛みで本数を減らせばムラが出ます。
REGENERATIVE

リジュラン/ジュベルック/スネコス ほか

肌の再生や質感の改善を目的とした注入治療。複数回のコース設計が前提になることが多い治療です。

無痛で行う意味痛みが強く、通うこと自体が負担になりがちです。麻酔下なら「継続できずに途中でやめる」ことを避けられます。
FILLER / BOTOX

ヒアルロン酸/ボトックス注射

しわ・ボリューム・エラや多汗症など、部位と目的に応じて用いる注入治療です。

無痛で行う意味注射そのものへの恐怖が強い方、複数部位を同日にまとめたい方に適しています。
LIPOLYSIS

脂肪溶解注射

部分痩せを目的に、皮下脂肪へ薬剤を注入する治療です。

無痛で行う意味注入本数と範囲が効果を決めます。1回で広い範囲をしっかり処置したい場合に有効です。

※上記のほか、トライフィル・プロ、プルリアルデンシファイ、ボライトなども麻酔下での施術対象です。取り扱い施術・対応院は変更される場合がありますので、最新の情報は LIGHT CLINIC 公式サイト をご確認ください。

06 — SAFETY

麻酔は「かけること」より、
「戻すこと」が難しい。

美容医療でのトラブルの多くは、施術そのものではなく麻酔管理の体制に起因します。施術医が麻酔を兼任し、急変時の対応が追いつかない——その構造をつくらないことが、私たちの前提です。

ANESTHESIOLOGIST

麻酔科医が、麻酔だけを担当する

施術を行う医師とは別に、日本麻酔科学会 麻酔科専門医の資格を取得した麻酔科医が麻酔管理に専従します。国立循環器病研究センターで心臓大血管手術の麻酔と重症患者の全身管理に従事してきた医師が、呼吸と循環を連続してモニタリングします。施術者が麻酔を兼任することはありません。

EQUIPMENT

手術室と同等の設備を用意する

「美容クリニックだから簡易な設備で」という考え方は取りません。外科手術を長時間行える水準の麻酔器とモニタリング機器、急変時に必要な薬剤・器材を常備した状態で麻酔を導入します。

全身麻酔器生体モニターシリンジポンプ輸液ポンプ麻酔関連薬品気道管理器材
ASSESSMENT

事前の全身評価を省略しない

既往歴・内服薬・アレルギー歴・過去の麻酔経験・悪性高熱症の家族歴などを診察で確認し、必要に応じて検査を行います。安全に麻酔をかけられないと判断した場合は、麻酔を伴わない方法をご提案するか、施術自体をお断りすることがあります。

RECOVERY

覚醒まで見届ける

麻酔の管理は、薬を止めた時点では終わりません。意識・呼吸・循環が安定し、ご自身で安全に帰宅できる状態を確認するまでが麻酔科医の担当範囲です。回復室でのモニタリングを経てからのご帰宅となります。

MONITORING STANDARD

「麻酔科医が管理する」とは、
具体的に何をすることか。

抽象的な安心の話ではありません。日本麻酔科学会が定めた「安全な鎮静のためのモニタリング指針」は、深鎮静中に満たすべき項目を具体的に列挙しています。麻酔を受ける施設を選ぶときは、この水準が満たされているかをご確認ください。

  1. 専従の看視者を置く患者観察を専ら担当する医師または看護師が現場に付き添い、絶え間なく患者の状態を看視する
  2. 酸素化を見るパルスオキシメータを装着し、酸素飽和度を看視および記録する
  3. 換気を見る胸郭の動きと呼吸音を看視し、カプノメータ等で換気状態を常時看視および記録する
  4. 循環を見る脈波を常時測定する。必要であれば心電図モニターを用いる
  5. 血圧を測る原則5分間隔で測定し、必要ならば頻回に測定する
  6. 体温を測る鎮静が長時間に及ぶ場合は体温測定を行う
出典:公益社団法人日本麻酔科学会「安全な鎮静のためのモニタリング指針」(「安全な鎮静のためのプラクティカルガイド」11章に収載)/ 指針全文 (PDF)
同ガイドはこのほか、緊急時に備えた酸素・吸引の配管または代替設備の整備、救急カート・除細動器の常備、患者看視者が一次救命処置(少なくともバッグマスクによる用手換気)を実施できることを求めています。
07 — SUPERVISING PHYSICIAN

その体制を設計しているのは、誰か。

安全な体制は、放っておいて存在するものではありません。誰かが、どこかで身につけた基準を持ち込んで、初めて成立します。

麻酔科医 吹田真一 手術室にて
麻酔科専門医 資格取得日本麻酔科学会/2020年
JB-POT 認定日本周術期経食道心エコー
国立循環器病研究センター麻酔科/集中治療 勤務
三次救急・離島医療初期研修/鹿児島・喜界島
国際医療支援明美ちゃん基金 小児心臓病支援
SHINICHI FUKITA, M.D.
麻酔科医・集中治療医/LIGHT CLINIC 総合監修医/LIGHT CLINIC メンズ部門 統括院長

私が麻酔を学んだのは、美容医療の現場ではありません。

国立循環器病研究センターは、日本の循環器医療の中核施設です。私はそこで、心臓大血管手術の麻酔管理と、重症患者の全身管理を担当していました。心臓を扱う手術では、血圧が数十秒で崩れます。モニターの数値ひとつを読み違えることが、そのまま結果に直結する。そういう現場です。

そこで身についたのは、手技よりも先に 「安全は最初から設計しておくもの」 という考え方でした。急変してから対応を考えるのでは間に合いません。起こりうることを事前に洗い出し、必要な人員・機器・薬剤を配置し終えてから麻酔を始める。それが当たり前の環境にいました。

美容医療に関わるようになって驚いたのは、その設計がほとんど存在しないことでした。麻酔科医が在籍するクリニックは、業界全体の1%にも満たない。痛みへの配慮は「我慢してもらう」か「出力を下げる」かで済まされ、眠らせる場合も、施術医が片手間に薬を足している——そうした場面を見てきました。

ですから私が美容医療で麻酔を担当するとき、やっていることは手術室と変わりません。事前に全身を評価し、手術室と同等の麻酔器とモニターを整え、麻酔科医は麻酔だけを担当し、覚醒して安全に帰れる状態になるまで見届ける。特別なことをしているつもりはありません。麻酔とは本来そういうものだ、というだけです。

麻酔科医としての歩み

RESIDENCY

京都随一の救急病院で初期研修 —— 三次救急の最前線

京都で最も救急搬送を受け入れる病院で、2年間三次救急の現場に立つ。事故・急変・発作——「迷っている時間こそが最大のリスクになる」ことを叩き込まれ、重症患者の対応に明け暮れた。

KIKAIJIMA

鹿児島・喜界島での離島医療

専門医も設備も限られた島で「この患者さんを診られるのは自分しかいない」という重さを背負い、医師としての総合力と覚悟を磨く。限られた条件のなかで最善の安全を組み立てる経験は、いまの診療の礎になっている。

ANESTHESIA

麻酔科医としてのキャリアをスタート

全身麻酔・区域麻酔・硬膜外麻酔から周術期管理まで、手術室の最前線で研鑽を積む。数値と手技だけを頼りに患者さんの命を預かる緊張感が、その後の医療観すべての原点になる。

NCVC

国立循環器病研究センター 麻酔科/集中治療

日本の循環器医療の中核施設で、心臓大血管手術の麻酔管理と重症患者の全身管理に従事。経食道心エコー(JB-POT 認定)を用いた高度なモニタリングを担当。呼吸と循環を秒単位で読み続ける、麻酔科医としてもっとも緊張度の高い領域。

INTERNATIONAL

明美ちゃん基金を通じた国際的な小児心臓病支援

先天性心疾患の子どもたちを救う取り組みに関わり、海外での医療支援活動にも従事。文化も設備も異なる環境で、限られた条件のもとに安全を組み立てる経験を重ねる。

2020

日本麻酔科学会 麻酔科専門医を取得

循環器麻酔・集中治療での研鑽を積み重ね、麻酔科専門医の資格を取得。

2022 —

LIGHT CLINIC 開院、麻酔科医による無痛治療を確立

2022年に大阪院を開院。2023年にはメンズ部門を立ち上げ、麻酔科医のコントロール下での無痛治療という領域を確立。現在は大阪・名古屋・新宿・表参道・福岡の5院体制で、総合監修医として診療品質と安全管理を統括している。

PRESS
The Wall Street Journal 掲載

「Next Era Leaders」特集にて、日本におけるエビデンスに基づく肥満治療と予防医療の推進について取り上げられる。

BOOK
『年間1万人が成功する! 医師が教える、正しいダイエットの見極め方』

ゴマブックス/2026年1月刊。Amazon 栄養科学・医療/医学情報学の各ランキングで1位を獲得。

EDUCATION
医療情報の発信

YouTube「ふっきー先生」ほか各SNSで医療情報を1,300本以上発信。総再生回数は1,800万回を超える。

08 — FLOW

当日までの流れ

麻酔を伴う施術には、通常の美容施術にはない準備が必要です。特に絶食は、安全に直結する最も重要な項目です。

STEP 01

カウンセリング・診察

ご希望の施術内容を確認し、既往歴・内服薬・アレルギー歴・過去の麻酔経験などを伺います。そのうえで、麻酔科医が全身麻酔・静脈麻酔・リラックス麻酔のいずれが適切かを判断し、リスクを含めてご説明します。

STEP 02

前日〜当日の準備

施術予定時刻の5時間前から食事を摂らないでください。飲み物は施術2時間前から制限となります。胃の内容物が残っていると、麻酔中の誤嚥という重大な合併症につながります。守られていない場合は、安全のため施術を延期させていただきます。

STEP 03

ご来院・準備

メイクはせずにご来院ください。コンタクトレンズは外していただきます。ヒールの高い靴は避け、ゆったりとした服装をおすすめします。アクセサリー類も外していただきます。

STEP 04

モニター装着・静脈路の確保

心電図・血圧計・パルスオキシメーターなどの生体モニターを装着し、点滴のルートを確保します。ここから麻酔科医による全身管理が始まります。

STEP 05

麻酔導入 ── 施術

選択した麻酔を導入し、眠りに入っていただきます。施術中は麻酔科医が呼吸・循環・麻酔深度を継続して監視し、必要に応じて調整します。施術医は施術に専念します。

STEP 06

覚醒・リカバリー

麻酔から目覚めたあと、回復室で状態が安定するまで休んでいただきます。麻酔の種類と施術内容によって必要な時間は異なります。

STEP 07

ご帰宅

施術当日の車・バイク・自転車の運転はできません。公共交通機関でのご帰宅、またはご家族・ご友人のお迎えをご準備ください。判断力や反射が完全に戻るまでには時間がかかります。

09 — FEE

麻酔の費用

下記は麻酔にかかる費用です。施術そのものの費用は別途必要となります。いずれも公的医療保険が適用されない自由診療です。

麻酔の種類単位費用(税込)
全身麻酔2単位まで/1回¥88,000
静脈麻酔2単位まで/1回¥55,000
リラックス麻酔3〜4時間/1回¥33,000
笑気麻酔30分/1回¥5,500

※3回〜15回の複数回プランによる割引設定があります。
※上記は自由診療(自費診療)であり、公的医療保険は適用されません。
※施術費用は別途必要です。麻酔の種類・単位数は施術内容と所要時間により決まります。
※料金は改定される場合があります。最新の料金・複数回プランの詳細は各院にお問い合わせください。

10 — RISK & SIDE EFFECTS

リスク・副作用について

麻酔は安全性の高い医療技術ですが、リスクがゼロの医療は存在しません。起こりうることと、それに対する備えを事前にお伝えします。

麻酔に伴う主なリスク・副作用

  • 呼吸抑制 ── 麻酔薬の作用で呼吸が浅くなることがあります。酸素投与と気道確保、必要に応じた補助換気で対応します。麻酔科医が常時モニタリングしています。
  • 血圧低下・徐脈 ── 麻酔導入時に起こりうる循環の変動です。輸液と昇圧薬などで速やかに対応します。
  • アレルギー反応 ── 麻酔薬に対するアレルギーが生じる可能性があります。重篤な場合(アナフィラキシー)に備え、対応薬剤と器材を常備しています。
  • 誤嚥 ── 胃の内容物が気道へ流れ込む合併症です。絶食を厳守いただくことが最大の予防策となります。
  • 術後の吐き気・嘔吐 ── 麻酔後にみられることがあります。制吐薬で対応します。
  • 頭痛・ふらつき・眠気 ── 覚醒後しばらく残ることがあります。当日の運転・重要な判断は避けてください。
  • 注射部位の痛み・内出血 ── 点滴の刺入部に生じることがあります。多くは数日で消退します。

施術に伴う主なリスク・副作用

  • 医療脱毛(レーザー) ── 赤み、ほてり、毛嚢炎、色素沈着、まれに熱傷。硬毛化・増毛化が生じることがあります。
  • 医療脱毛(針脱毛) ── 赤み・腫れ・ヒリヒリ感・熱感が1〜2週間程度続くことがあります。
  • レーザー・RF・HIFU 治療 ── 赤み、腫れ、内出血、一時的な色素沈着、乾燥、まれに熱傷や神経症状。
  • 注入治療 ── 内出血、腫れ、しこり、感染、左右差。血管内注入による循環障害はまれですが重篤な合併症です。
  • 共通 ── 効果の程度には個人差があり、期待される結果が得られない場合があります。複数回の施術が必要になることが一般的です。

麻酔を受けられない方・事前のご相談が必要な方

  • 妊娠中・妊娠の可能性がある方、授乳中の方
  • 重篤な心疾患・呼吸器疾患をお持ちの方、コントロールが不良な全身疾患のある方
  • 麻酔薬・鎮静薬に対するアレルギーの既往がある方
  • ご自身またはご家族に悪性高熱症の既往がある方
  • 睡眠時無呼吸症候群と診断されている方、極度の肥満のある方
  • 常用薬がある方(種類によって麻酔薬と相互作用を起こすことがあります)
  • 絶食の指示が守れなかった方(当日の施術は延期となります)
  • 施術後にご自身での帰宅が困難で、付き添いを手配できない方

自由診療であることに伴う注意

  • 公的医療保険が適用されません。美容目的の施術および麻酔は自由診療です。
  • 合併症が生じた場合の対応にも、公的医療保険が適用されない場合があります。日本麻酔科学会も、自由診療において生じた合併症や事故に対し、公的医療保険制度による対応が困難となる可能性を課題として指摘しています。施術を受ける前に、合併症が起きた場合の対応方針と連携医療機関について、必ずご確認ください。
  • 厚生労働省は、有害事象が起きた場合に患者が相談できる連絡先(連携先の医療機関を含む)を医療機関が明らかにする仕組みの導入を検討しています。受診先を選ぶ際の確認事項としてお役立てください。

該当する項目があっても、状態によっては麻酔が可能な場合があります。自己判断で諦めず、診察時に必ずお伝えください。逆に、該当がなくても診察の結果、安全のために麻酔をお断りすることがあります。

11 — FAQ

よくあるご質問

全身麻酔と聞くと怖いのですが、美容の施術で使って大丈夫なのでしょうか。
全身麻酔そのものは、外科手術で日常的に行われている確立された医療技術です。重要なのは「誰が、どんな体制で管理するか」です。当院では施術医とは別に麻酔科医が麻酔管理に専従し、手術室と同等の麻酔器・生体モニター・急変対応の薬剤と器材を備えた状態で行います。むしろリスクが高いのは、麻酔の専門的な訓練を受けた医師が不在のまま鎮静薬だけを使う体制です。ご不安な点は診察時に遠慮なくお尋ねください。
麻酔を受けるクリニックを選ぶとき、何を確認すればよいですか。
当院に限らず、次の5点をお尋ねください。①麻酔を担当するのは誰か——施術医が兼任していないか、麻酔科専門医か。②施術中、患者の監視だけを担当する人がいるか——日本麻酔科学会のガイドは、これを「必ずしなければならない」項目としています。③どんなモニターを使うか——パルスオキシメータに加え、換気を見るカプノメータがあるか。④急変時に何が用意されているか——酸素・吸引、救急カート、除細動器、気道確保の器材。⑤合併症が起きたときの対応と連携先の医療機関。これらに明確に答えられない施設で、深い鎮静を受けることはおすすめしません。
どの麻酔を選べばよいかわかりません。
ご自身で決めていただく必要はありません。施術の内容・範囲・所要時間と、既往歴や体格、痛みへの不安の強さを踏まえて、麻酔科医が適切な深さをご提案します。「痛みが怖い」のか「施術中の記憶を残したくない」のか、目的を教えていただければ、それに合わせた設計が可能です。
施術中に目が覚めてしまうことはありませんか。
全身麻酔では、麻酔科医が麻酔深度をモニタリングしながら薬剤の投与量を調整するため、施術中に意識が戻ることはありません。一方、静脈麻酔はもともと意識を完全には消失させない麻酔法で、うとうとした半覚醒の状態を保ちます。恐怖心や不安、施術中の記憶は大きく軽減されますが、強い刺激に対しては痛みを感じることがあります。痛みが強くなることが見込まれる施術では、局所麻酔の併用や全身麻酔への変更をご提案する場合があります。
絶食はどうしても必要ですか。少しなら食べても大丈夫では。
必要です。麻酔中は嘔吐反射や気道を守る反射が抑えられるため、胃の内容物が気道へ流れ込む「誤嚥」が起こりえます。誤嚥性肺炎は重篤な合併症です。施術予定時刻の5時間前から食事、2時間前から飲み物を制限していただきます。守られていない場合、安全のため施術を延期します。ご予約の時間から逆算してご準備ください。
施術後はすぐに帰れますか。仕事に戻れますか。
麻酔から覚めたあと、回復室で状態が安定するまで休んでいただきます。必要な時間は麻酔の種類と施術内容によって異なります。当日は判断力や反射が完全には戻っていないため、車・バイク・自転車の運転はできません。重要な会議や契約など、判断を要する予定も避けてください。翌日以降の活動については、施術内容に応じて個別にご案内します。
1回の麻酔で、複数の施術をまとめて受けられますか。
可能な場合が多く、むしろ麻酔下で施術を行う利点のひとつです。麻酔をかける回数が減るぶん、通院の負担も麻酔の費用も抑えられます。ただし施術の組み合わせによっては、同日に行うと肌への負担が大きすぎる場合や、所要時間の関係で分けたほうがよい場合があります。ご希望の施術をすべてお伝えいただければ、安全な範囲での組み合わせをご提案します。
麻酔を使えば、必ず効果が高くなるのですか。
いいえ。麻酔は「痛みを理由に出力を落とさずに済む」条件を整えるものであって、効果そのものを保証する手段ではありません。効果には毛質・肌質・部位・体質による個人差があり、施術によっては複数回のコースが前提になります。麻酔下であっても、肌の安全域を超える出力を用いることはありません。
費用は保険が使えますか。
使えません。美容目的の施術および麻酔は自由診療(自費診療)となり、公的医療保険は適用されません。麻酔の費用と施術の費用は別建てとなります。複数回プランによる割引設定もありますので、詳細は各院にお問い合わせください。
どの院で麻酔下の施術を受けられますか。
麻酔科医の在籍状況により、対応できる院・日程が限られます。ご希望の施術と併せて、各院またはLIGHT CLINIC 公式サイトからお問い合わせください。
12 — CLINIC

LIGHT CLINIC

医療ダイエット専門クリニックとして全国5院。麻酔科医による無痛治療の対応院・対応日については、各院にお問い合わせください。

大阪院
UMEDA
名古屋院
SAKAE
新宿院
SHINJUKU
表参道院
OMOTESANDO
福岡院
FUKUOKA

痛みを我慢して美容医療を受ける時代に、
終止符を打つ。

麻酔科医が現場にいることで、変えられることがあります。効果を諦めなくていい治療を、これからも広げていきます。